喜んでばかりはいられない、失望の3年3ヶ月をどう軌道修正するか

選挙が終わって一週間。

公明党は、小選挙区の議席を回復。10議席増の31議席をいただいた。

分析を進めると、手放しで喜べる結果ではないことが明らかで、自民党も同様、比較第一党となったものの、民主党の一人負けに助けられた感は否めない。

 勝って兜の緒を締めよとはよく言ったもので、来夏の参院選挙が新しい安倍政権の審判の場になる。わずか、7ヶ月で審判が下るのだから、気を緩めてなどいられない。

 一丁目一番地は、経済対策、景気回復と位置づけた安倍さんの選挙後の行動力とスピードは、マスメディアが驚愕するほど、次から次への作られる番組も、批判の矛先を新政権の自民、公明に向けるが、まったく、当てが外れている。

 公明党と自民党の間をつく番組構成や批判も、一丁目一番地を決めて居る限りは効果なし。そんな暇があったら、評論家や学者の皆さんは、景気回復の新提案でもしてくれればいいのだが、相変わらずの机上の空論を振りまくばかりだ。

 国民は、民主党政権発足時のマスメディアの政権交代キャンペーンを忘れてはいない。子ども手当に高速道路の無料化、コンクリートから人へ、公開型事業仕分けとパフォーマンスの高揚に手を貸した。

 その結果が、失望と政治不信、如実に投票率に表れている。与党の使命は失望の3年3ヶ月をどう軌道修正するか、中国、韓国、米国との関係改善を期待されている。

 政治に信頼を取り戻すための安倍政権が始動した。公明党とは考え方の違う政策もあるが、当面の経済対策については、歩調を合わせていけるし、意見が対立する部分は、これまで同様、侃々諤々の議論をして決着点を決めればよい。すべて同じなら、同じ政党になっているわけで、連立というのは、並び立つということだから、与党内で緊張感をもって政権運営をするのは当たり前のことだ。

 26日発足する安倍政権。金融緩和と日銀との協調、10兆円の補正予算に、命を守る、減災防災の公共投資。一気に仕事をする内閣であって欲しいし、あらねばならない。

 

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コメント: 1
  • #1

    公明 正大 (月曜日, 07 1月 2013 12:57)

    公明党は、国会で自民党と組み、大阪で維新の会と組む。まったくコバンザメ政党だ。
    そもそも自民党と公明党が連立することが間違いだ。政策でも大きな差がある。連立目的でかわしたという文書もそれだけのことだ。結党時の考えからすれば、それを実行しようとすれば、賛成と反対に分かれるはづだ。結局、自民党は公明党の数を利用したいし、公明党は大臣の椅子を狙った。
    震災時に、野党であっても民主党とともに、提案・協議・決定などしなかったのですか。党利に走って、政治家らしくない。
    自民党に遠慮して、眼が被災者のほうに向いてなかったからです。
    公党なら、自民党によりかからずに、しっかりと立って下さい。
    選挙で、自民党候補者を推薦するとは、属党ではないですか。