大阪都構想の議論はいつ始まるのだろうか?

本日の話題は、大阪都構想をめぐる市議会の状況です。
あまりマスコミが書いてくれないのですが、大阪維新の会はどうしたのかと思うぐらい焦っています。
というのは、大阪府では、強行採決の乱発で、首長与党化が露骨となり、当初、選挙が終わったらノーサイド、
協議をしながら議会運営がされると思っていた自民、公明、民主、共産は態度を硬化しました。
このため、せっかく、作った条例に基づく協議会が全く機能しなくなりそう。
さらに、過半数を抑えていない大阪市では、任意であまり権限のない協議会ではなく、
条例で定められた「大都市税財政特別委員会」での討議を大阪維新の会に他党が突きつけたところ、
議員間討議や参考人招致を維新が要求、はねられると思ったはずが、他党はいいですよどうぞと受け入れた。
ようやく、大阪都構想が具体的な協議の塲に持ち込まれるはずだったのだが・・・。
7月19日に同志社大学の新川達郎教授を招いての勉強会のあと、22日に、初委員会を設定した。
ところが、もともと、大阪都構想の協議の塲を要求していた維新の会は、議員間討議のテーマ設定を見送ったのです。
他党は、呆れ顔。自ら協議したいと言っておきながら、進んでテーマを設定しないのは、どういうことかと訝っている。
おもしろいことに、大阪府の浅田議長が大阪市会、堺市議会の議長と会って、三議会による協議会の設置を要望するのだそう。
場づくりばかりに時間を費やし、肝心の大阪府議会では、議論の場さえ空に浮いているのに、他議会に呼びかけている暇がよくあるなぁと思ってしまいます。
時間稼ぎばかりで、3ヶ月間、まったく具体論が出てこない大阪都構想。
このままでは、代表自らが設定したリミットの9月があっと言う間にきてしまう。
代表は、維新の会の現状を棚にあげて、また、他党批判、市長批判をするのだろうか?
市民、府民もいつまでも彼のパフォーマンス政治には、甘い顔は、しないと思います。

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コメント: 3
  • #1

    中島紳一 (火曜日, 19 7月 2011 08:38)

    見ました。これからもよろしくお願いいたします。

  • #2

    辻義隆 (火曜日, 19 7月 2011 09:10)

    ありがとうございます。今後ともよろしくお願いします。

  • #3

    山中鹿次 (月曜日, 25 7月 2011 17:22)

     選挙が11月27日。すると10月末までに概要出さねばならない。具体的に区の再編特別区の区割り案出せるのか。区長公選と特別区とか、その範囲などはっきりしろといいたい。区政会議なら区民会議とやってるうちに時間切れなるぞ