不信任騒動の茶番劇

さて、菅内閣の不信任案が否決されました。

この茶番劇のシナリオは、誰が書いたんだろう。

Twitter諸氏は、よく内実を見つめているけど、マスコミは、そうは書かないだろう。

これで、小沢、鳩山の影響力が高まったことだけは、確実で、

菅政権の延命を保証されるとともに、小沢さんへの攻撃もなくなったということ。

党内事情の融和のために用意されたような気もします。

 

欠席議員は、33名ということなので、議員として、大事な局面で、職務放棄するのは、どうなんだろうな。欠席議員の処分は、民主党はどうするんだろうかな?

 

内閣不信任案:衆院本会議で否決

衆院は2日午後の本会議で、自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が共同提出した菅直人内閣不信任決議案の採決を行い、反対多数で否決した。民主党の小沢一郎元代表は欠席、鳩山由紀夫前首相は反対票を投じた。

 投票総数は445票で、賛成152票、反対293票だった。

 

不信任案否決 賛成152、反対293

菅内閣不信任案は否決 造反議員はわずか 
2011/6/2 15:20 (2011/6/2 15:43更新)

 

 衆院は2日午後の本会議で、自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が提出した内閣不信任決議案を否決した。菅直人首相が採決直前に、東日本大震災への対応に一定のめどがついた時点で退陣する意向を表明したことで、民主党内からの大量造反はなかった。首相の退陣の時期や「ポスト菅」の行方、政権の枠組みなどはなお不透明で、政局の混乱が収束する見通しは立っていない。

 

信任案の採決結果は賛成152票、反対293票、欠席・棄権は33だった。1日まで賛成を表明していた民主党の鳩山由紀夫前首相は2日午前の首相との会談を受けて反対票を投じ、小沢一郎元代表は欠席した。元代表の支持グループは自主投票とした。

 

採決に先立ち、首相は2日昼、国会内で開いた民主党代議士会で、これまでの政権運営に「不十分な点があった」と謝罪。(1)東日本大震災の復旧・復興、東京電力福島第1原子力発電所の事故の収束に全力を挙げる(2)民主党を壊さない(3)自民党に政権を戻さない――を「行動の基本」と説明。震災対応に「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継いでいただきたい」と表明した。

 

鳩山氏も代議士会で「重大な決意が述べられた。一致して行動できるようお願いしたい」と、出席議員に不信任案に反対するよう呼びかけた。同日の首相との会談で「復興基本法案の成立、今年度第2次補正予算案の早期編成のめどをつけ、そのあかつきに身を捨てていただきたい」と求めたことも明らかにし「首相と私の間で合意した」と明言した。

 

一方、岡田克也幹事長は首相の退陣時期に触れた鳩山氏の発言について「退陣の条件になっていない。あくまでも復興のめどがついたらということだ」と語った。首相は早ければ月内にも退陣する可能性があるが、不透明な部分が多く残っている。

 

首相は2日午前、首相官邸で与党、国民新党の亀井静香代表とも会談。亀井氏も「当面の原発対応などが終わった後で、退陣する腹を固めるべきだ」と自発的辞任を求めていた。